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TOEIC930点のエンジニアが教える!英語を学習する上で押さえておくべき3つのポイント

Written by EVOWORX

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はじめに

今回はプログラミングとは少し離れて、英語学習について書いていきたいと思います。

みなさんはエンジニアをしていて、「もう少し英語ができたらな」と思うことはないでしょうか?

エンジニアとして英語ができるメリットとして挙げられるのは

  • プログラミングが理解しやすくなる
  • ドキュメントなどの英語の記事が読める
  • 海外で働くことができる

など他にもたくさんあります。

また英語・IT・会計という3つのスキルは「現代ビジネスの三種の神器」と言われており、ビジネスにおいて重要なスキルの1つです。そのため、すでにITの知識を身に付けられている皆さんが英語のスキルも取得すると、鬼に金棒かも知れませんね。

私は学生時代にカナダで留学経験があり、TOEICで930点を取得しました。

今回は筆者の経験を踏まえて、英語を学習する上で押さえておくべき3つのポイントをご紹介していきます!3つのポイントは以下の通りです。

  1. 発音について学ぶ
  2. 日本語を介さず英語を理解できるようする
  3. できるだけたくさんの英語に触れる

それではさっそく、それぞれのポイントを詳しく説明していきます。

1. 発音について学ぶ

まず1つ目のポイントは「発音について学ぶ」です

英語を学んでいると、ときどき「発音は重要ではない」という意見を耳にすることがあります。筆者はこの意見には賛成できません。もちろんネイティブスピーカーのように100%きれいな発音を身につける必要はないです。世界中には国や地域ごとに様々なアクセントを持つ英語話者がいますし、それは文化であり個性だと思っています。

しかし基本的な音やルールを知らずに、単語や文法だけを勉強して英語を話せるようになったとしても以下の壁にぶち当たります。

  • ネイティブスピーカーの言っていることがわからない
  • ネイティブスピーカーに自分の英語が通じない

どうしてこんなことが起こってしまうのか具体例を挙げて説明してみます。

ネイティブスピーカーの言っていることがわからない

いきなりですが、以下の文章はどのように発音されると思いますか?

「What are you gonna do?」

*gonna = going to doの省略形

発音が苦手な方は、以下のような音を想像されたのではないでしょうか?

「ワットアーユーゴナドゥ?」

しかし実際の会話で発せられる音は

「ワラユガナドゥ」

「ワチャガナドゥ」

というような音になります(もちろんカタカナに変換しているので正確ではありませんが)。

英語には音の省略や連結があるため、このように発音されるのです。この例だと「What are you」の音が連結して「ワラユ」のようになっています。

こういったルールを知らずに英語学習を続けてしまうと、どうしてもカタカナの音で英語を覚えてしまうことになります。それだと上の例のように、単語や文法はわかるのに、ネイティブスピーカーの話す英語が聞き取れないということが起こってしまうのです。

ネイティブスピーカーに自分の英語が通じない

カタカナ英語の弊害は、相手の英語を聞き取れないだけではなく、自分が話すときにも起こり得ます。

実際に私がカナダに留学していたとき、こんなエピソードがありました。

ある時、私を含める日本人2人、カナダ人2人の4人で何気ない会話をしていました。

話をしている最中、日本人の友人が机に足をぶつけ、何の脈絡もなく

「I hurt my uncle!(おじを傷つけてしまった!)」

と言ったのです。

当然、周りにいた人たちは訳が分からず、一瞬ポカンとしながらも「君はいったいおじに何をしたんだ!?」と聞き返しました。

詳しく話を聞いてみると、彼は「くるぶしを痛めた」と言いたかったようで、「ankle (くるぶし)」と「uncle (おじ)」の発音の違いがわからなかったようです。

「ankle」と「uncle」という単語はカタカナにするとどちらも「アンクル」となりますが、実は英語だと発音が異なります。その時はみんなが大爆笑で、笑い話になりよかったですが、ビジネスなど重要な場面でのこういった間違いは出来るだけ避けたいですよね。

このように発音の基本的な知識がないと、自分の伝えたいことが上手く相手に伝わらないということが起こってしまいます。

2. 日本語を介さず英語を理解できるようする

次のポイントは「日本語を介さず英語を理解できるようする」です。こちらも具体例を挙げながら説明していきます。

まず、果物の「apple」と聞いたら何を思い浮かべますか?

おそらく多くの方は

apple → 🍎

のように赤くて丸いリンゴをすぐに思い浮かべることができたと思います。

それでは次に「homework」と聞くと何を思い浮かべるでしょうか?

英語がそれほど得意ではないけれど、「homework」という単語をご存知の方は

homework → 宿題 → 📝

という思考回路を辿ったのではないでしょうか?

この2つの違いは一度日本語を経由しているかどうかです。

英語を自由に使いこなすには、英語を聞いて日本語を介さずに意味を理解する必要があります。これができていないと、英語を聞いたり話したりする度に、頭の中で日本語⇄英語という翻訳作業が発生してしまい、理解が追いつかなくなってしまいます。

これを実現するための勉強法として私が1つおすすめするのは、単語を覚えるときに画像検索をするという方法です。

例えば「conference」と言う単語を新しく覚えるとします。意味は「会議」です。

他に「会議」を表す単語として「meeting」という単語がありますよね。こちらは日本でも日常的に使われている単語なのでご存知の方も多いかと思います。

ではこの「conference」と「meeting」はどう使い分けるのでしょうか?

まずは辞書を引いてみます。

日英辞書のweblioによると2つの単語は以下のように説明されています。

「conference」… 会議、協議会、相談、協議(すること)、、、

「meeting」… (討議などの特別な目的の)会、集会、会議、、、

この説明だと違いがイマイチわかりにくいですよね。

それでは次に2つの単語を画像検索して見比べてみましょう

まず「conference」と検索してみます。

「conference」の検索結果

大きな会場で大勢の人が集まって何かが行われている画像が多いですね。日本語だと学会や講演会、イベントなどのイメージに近いでしょうか。

次に「meeting」を検索します。

「meeting」の検索結果

こちらは普段の会社で行われるような、私たちが想像する「会議」のイメージに近いのではないでしょうか。

もし会社で「I have a conference.」と言ってしまうと少し仰々しく感じてしまいそうですね。

このように「英語を日本語を介さずに理解する」ことを意識しておくと、単語のニュアンスの違いなども把握しやすくなると思います。

3. できるだけたくさんの英語に触れる

次に3つ目の「できるだけたくさんの英語に触れる」です。

普段から多くの英語に触れることで、英語特有のリズムや音に耳を慣らしたり、よく使われる単語やフレーズが覚えやすくなります。

これは当たり前のように聞こえますが、意外と実行するのは難しいのではないかと思います。

筆者も学生の頃、集中的に英語学習をしていた時期があり、日本に住みながら英語に触れる機会を増やす環境づくりを工夫していました。

具体的に私が実践していた方法は以下です。

  • スマホやパソコンの設定を英語にする
  • 洋楽を聞く
  • 洋画・海外ドラマを見る
  • 英語のニュースを読む
  • 海外Youtuberの動画を見る

現在は昔と違って、音楽や動画のストリーミングサービスの普及により海外コンテンツにアクセスしやすくなっています。サービスによっては洋楽の歌詞や、映画の英語字幕をアプリ内で見ることもできるので、聞いていて分からない単語やフレーズがあればすぐに調べることができるので非常に便利です。

しかし、これを実践するときに必要な心構えは、無理をしないと言うことです。わからない単語やフレーズが出てきても、気になれば調べる、面倒くさければ調べない、ぐらいのノリで大丈夫だと思います。無理をして、英語が嫌いになってしまっては元も子もありません。

こうやって普段から英語に触れる機会を増やすことで、気づかない間に知っている単語やフレーズが増えていたりします。

おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は英語を学習する上で押さえておくべき3つのポイントをご紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。

私も偉そうなことを言っていますが、まだまだペラペラと言えるには程遠いので今後も英語学習を継続していきたいと思います。