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未経験からチーム開発を経験して感じた、事前に身につけておくべきチーム開発スキル
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EVOWORXにフロントエンドエンジニアとして入社して3ヶ月のsasakiです。
EVOWORX入社前、私はスクールや独学を通じてWebサイトやデモWebアプリケーションを制作していました。しかし、業界未経験であり、チーム開発もまったくの未経験のため、初めてチーム開発を経験した際、かなり苦戦しました。
この経験から、業界未経験者としての立場から、同じく未経験者でありながらフロントエンドエンジニアを目指す方々に向けて、事前に身につけておいた方が良いチーム開発スキルをご紹介したいと思います。
※今回は紹介記事のため、使い方など細かい説明は省略させていただきます。
1.命名規則
まず初めに、命名規則についてご紹介します。
命名規則は、変数、関数、クラス名などの名前の付け方にルールを決めることです。
チーム開発において、命名規則は特に重要です。なぜなら、異なるエンジニアが同じプロジェクトで作業する場合、ルールを定めていないと、各々が自由に名前をつけてしまい、コードの一貫性が損なわれ、保守・運用が複雑になることがあるからです。逆に、ルールを設けていれば、名前を見ただけで処理の内容が理解しやすくなり、開発スピードの向上や変更・修正の容易さが実現し、プロジェクトの品質を保つのに貢献します。そのため、チーム開発においては、命名規則は必須と言えます。
CSSを例にすると、各企業によってさまざまですが、一般的なCSSの命名規則として、BEM(Block Element Modifier)やフロックス(FLOCSS)などが広く採用されています。これらの方法は、要素やブロックを明示的に命名し、スタイルがどこに適用されているのかを理解しやすくします。また、修正や拡張がスムーズに行えるメリットもあります。
使い方を理解したい方は、「たにぐち まことのともすたチャンネル」さんが個人的にとても参考になった動画です。丁寧で分かりやすいので、ぜひご活用ください。
2.バージョン管理
チーム開発においてはもう一つ重要な要素があります。それが、バージョン管理です。
バージョン管理は、プロジェクトのコードを管理し、変更履歴を記録するために欠かせないものです。特にチーム開発では、複数のエンジニアが同時にコードを変更することがあります。バージョン管理ツール(例: Git)を使用することで、コードの競合を避け、スムーズに協力してプロジェクトを進めることができます。
中でも「Git」はバージョン管理ツールの中でも広く採用されており、多くのプロジェクトで使用されています。Gitを使うことで、コードの変更履歴を追跡し、必要な場合に過去のバージョンに戻すことができます。また、複数のエンジニアが同時に作業を行っても、変更が衝突することなく統合できます。
バージョン管理の理解とGitの活用は、チーム開発を円滑に進めるには欠かせません。さらに、変更履歴やコードの共有のために、「GitHub」というプラットフォームも活用されています。GitHubは、Gitリポジトリをホスティングし、複数のエンジニアが協力してプロジェクトを管理できる便利なツールです。変更のトラッキングやプルリクエストを通じて、コードの品質向上や効率的な開発をサポートします。GitHub以外にも「GitLab」や「Bitbucket」などの類似サービスも提供されています。
こちらも「たにぐち まことのともすたチャンネル」さんのGitとGitHubについての動画です。とても丁寧で分かりやすいので、ぜひご活用ください。
最後に
今回の記事では、業界未経験からフロントエンドエンジニアを目指す方々に向けて、チーム開発に必要な2つのスキルに焦点を当てました。しかし、これらのスキルはチーム開発だけでなく、個人開発にも大いに役立ちます。未経験者の方が事前にチーム開発の流れを把握しておくことで、私のように苦戦することは少なくなると思います。これらのスキルを身につけることは、未経験からフロントエンドエンジニアとしての道をスムーズに進むための一歩です。皆さんもぜひチャレンジしてみてください。